映画「PP兄弟」サウンドトラック(吉良知彦プロデュース)
THE BLEEP BROTHERS

1.Opening 〜 Fuckin' Comedians
 [試聴(モノラル)] [試聴(ステレオ)]
2.あなたがいれば
 [試聴(モノラル)] [試聴(ステレオ)]
3.Fuckin' TV Men
 [試聴(モノラル)] [試聴(ステレオ)]
4.この道 (Harp Version)
5.童貞喪失
6.昔の風
7.Fuckin' Comedians
8.浜辺
9.愛のテーマ
10.この道

 [試聴(モノラル)] [試聴(ステレオ)]

ステレオ試聴はISDN以上の環境推奨です

GARGOYLE / penelope [HARV-0004]
2002年3月2日発売
2,500円(税込み)


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絶対テレビじゃ見られない放送禁止映画!!

ストリップ劇場で下ネタを喋る兄弟漫才師タツオ・イクオ。売れない二人の前に、ある日TVディレクター有沢が現れた。「テレビに出ない?」その一言から兄弟の運命がめまぐるしく変わり、二人の間に愛憎の嵐が吹き荒れる・・・放送禁止用語連発の漫才と、それを消すピー音。マスコミへの痛烈な諷刺と兄弟や家族をつつむヒューマンなドラマを兼ね備えた映画『ピーピー兄弟』は、2001年のサンダンス映画祭、2002年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭などに公式出品され、絶賛を博した話題作である。主演の兄弟にはスティーブン・セガールの長男、剣太郎セガールと、異色コメディアン、ぜんじろう。二人が喋る危険な<ピーピー漫才>は、このアルバムにも一部収録されている。

それは、熱いコラボレーションから生まれた。

ドラマや出演者のユニークさ以上に注目されたのが全編に流れる音楽だ。監督の藤田芳康が作詞・作曲、それをZABADAKの吉良知彦が見事にアレンジし、プロデュース。オープニングのテーマ曲 ”FUCKIN' COMEDIANS” からエンディングの”あなたがいれば”まで、すべて通常の映画音楽では考えられない熱いコラボレーションによって完成されている。「脚本を書いているうちにメロディーが浮かんだ」と語る監督。素人同然の人間が作った曲をハイレベルな音楽に高めた吉良知彦のアレンジャー、プロデューサーとしての技術が鋭く光る。この一枚は、ZABADAKとは違った彼のもう一つの才能を存分に発揮した異色のサウンドトラック・アルバムと言えるだろう。

監督が作詞・作曲、ZABADAKの吉良知彦が編曲・演奏。話題の放送禁止映画『ピーピー兄弟』の音楽は、不思議なコラボレーションから生まれた。剣太郎セガール&ぜんじろうによる究極の下ネタ漫才など台詞も織り込んだ画期的なオリジナル・サウンドトラック・アルバム。過激でファンキーなスコアから、優しさに包まれたバラードまで、全10曲を、今春の公開に先駆け、ZABADAKプロデュースで緊急発売!


■アルバムへのコメント---吉良知彦

藤田監督の作る音楽はシンプルです。技術が無いので難しいことは出来ません。十数曲にも及んだデモはすべてCキーで作られていました。#も♭も出てこない、ピアノの白いところだけで弾けちゃう曲ばかりだったのです。それにもかかわらず「良い曲」なのが、凄いところです。あまりの素直さに僕はすこし呆然としました。しかし、デモの段階では埋まっている化石のようなものです。「良さ」は地中深くに埋まったままです。掘り出し、クリーニングを施し、場合によっては欠けたピースを補ったりして初めて曲達は光り輝くことでしょう。「PP兄弟」での僕の作業は化石掘りにも似た楽しいものでした。監督の珠玉の素材は僕にとってたいそう磨き甲斐のあるものでした。
素直で美しいこれらの曲が皆さんのこころに真っ直ぐに届くことを願っています。

■解説---映画『ピーピー兄弟』監督 藤田芳康

ある日突然、私はビョーキになりました。映画『ピーピー兄弟』の脚本改訂に四苦八苦していた頃、人生で作曲というものを一度もしたことのない私の脳裏に、一つのメロディーが焼け火箸を当てられたようにくっきりと刻印され、頭から離れなくなってしまったのです。これは映画のエンディングに使える!絶対いける!楽器一つ持たない映画監督は、その旋律を忘れないために風呂に入るたびに繰り返し歌いました。脚本に押し詰まり、ついに気が狂ったかと周囲は危惧しましたが、そんな心配をよそに、いつのまにか詞が出来あがり、他の数曲もまたたく間に完成。音楽の神様が降りてきたというより、まるで熱病に浮かされたような毎日でした。

これを映画に使うにはプロの助けが必要だ。素人が作った稚拙な曲をまともな音楽に仕上げてくれそうなのは、あの人たちしかいない。そこで、プロデューサーの大井秀紀さんとミュージシャンの吉良知彦さんが哀れにも私の音楽病の犠牲者となったのです。しかし、いくら旧知の間柄だとは言え、二人を風呂場に呼んで曲を聴いて貰う訳にもいかない。散歩の途中、古道具市で4,500円のギターを見つけた私は、それをさらに4,000円に値切って買い求め、チューニングもそこそこに弾きながら4曲歌ってテープに吹き込みました。あれを最初に聴いた時の二人の顔だけは今でも忘れません。驚いたというより、まさに呆れたという感じ。二人が私の依頼を断れなかったのは、きっと狂気じみていた私の目に怯えたからに違いありません。

撮影も半ばにさしかかった頃、ロケ地の大阪に一枚のデモCDが届きました。詞はマイク・ダンさんの手で素晴らしい英語に訳され、曲はドナ・バークさんの美しい声で見事に歌い上げられている。何よりも吉良さんの巧みなアレンジが私の素人音楽をハイレベルなものに高めてくれていました。一緒に聴いたスタッフが思わず涙を流した程の出来映え。「これがプロだぜ!思い知ったか!」そんな友情あふれる声が聞こえてきそうなパワフルさでした。どうやら私が大阪で撮影している間に吉良さんや大井さんにも私のビョーキが伝染してしまったらしい。プロの意地という風土病も併発したせいか、音は神がかったように生き生きと弾み、さらに磨かれて、このCDの源泉となりました。

だから、このアルバムを聴く皆さんは、くれぐれも注意してください。何しろここには、映画の持つ危険な魔力と強烈な音楽病のビールスが混在しておりますので。マスクをしたぐらいでは防げそうにない過激なビョーキなので、いっそのこと諦めて素直に感染して、我々の奇跡的なコラボレーションを楽しんでください。

ピーピー兄弟 THE BLEEP BROTHERS

監督・脚本: 藤田芳康
音楽: 大井秀紀/藤田芳康/吉良知彦
出演: 剣太郎セガール/ぜんじろう/みれいゆ/香川照之/岸部一徳/田中裕子/キダ・タロー/市田ひろみ他

2001年サンダンス映画祭公式出品作品/2002年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭公式出品作品

渋谷シネ・アミューズにて3月30日(土)より公開。
21:10からのレイトショーとなります。

大阪にアホな兄弟漫才師がいた!!
兄のイクオはチビでメガネ。弟のタツオはノッポで男前。漫才コンビを組むふたりだが、イクオの頑固さとタツオの短気が災いしてどこの劇場でもうまくいかず大阪・十三のストリップ小屋で今日も野次られながら漫才をしている。金がなくなれば、嫌々ながら実家の葬儀屋でバイトする日々。そんな二人の前にある日あらわれたTVディレクター有沢の「テレビにでない?」その一言で兄弟の運命はめまぐるしく変わり始める・・・。

この映画はテレビでは絶対見られない!!なぜなら洋の東西をとわず映画史上最多であろう、いわゆる放送禁止用語の連発だからである。
なりひびく”ピー”音に唖然となりながらも、そこに見えるのは、大衆の下世話な好奇心とそれを最大限に利用しつくそうとするマスコミへの批判。そして兄弟、家族、夫婦という普遍的な人と人とのつながりと、そこに巻き起こる悲喜こもごもが描かれている。
2001年1月のサンダンス映画祭へ公式出品され、脚本を読んだフランスの制作会社もその斬新さに驚嘆し、共同出資を提案。日本人の第一監督作品としては、初めての異例の日仏合作が実現した。
本作品は世界マーケットを目指した日本映画として注目を集めている。

「生と死、兄弟と家族を見つめた感動的な悲喜劇。思い切り笑わせ、思い切り泣かせる。こんな新鮮な映画みたことない」
  ―――ジャン=ジャック・べネックス

配給/問い合わせ:シネカノン 03-5458-6576

→PP兄弟オフィシャルページ

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